開発のせいでお住まいが汚れやすくなることもある

強風が吹いた際は砂埃が舞い散る グランドのイメージ

義務教育機関ですから、校舎と体育館、それに運動場としてグラウンドがあります。公立の義務教育機関なのでグラウンドは土です。しかも丘を開発して造ったので、校舎と体育館、それにグラウンドは小高いところにあります。この某市というか某県、他県から引っ越してきた人が最初に驚くのは「毎日のように強風が吹いている」ことだそうです。小高いところにある土のグラウンド、毎日のように吹く強風(地元民はそこまで強い風とは感じていないらしい)… もう、予想はできますね。風当たりがとても良い小高いところにグラウンドができたものですから、ちょっとした風の日には土埃が舞い、風下にある住宅地を直撃するようになったのです。土埃の被害を受ける地域にお住まいの方はその義務教育機関に大クレームです。その原因となっているところに苦情を言うのは分かりますが、義務教育機関はそういった問題に対処するための公共機関ではありません。今度は市役所や教育委員会に苦情が持ち込まれます。解決しないまま、月日だけが過ぎていきます。ある程度の月日が過ぎると当初の勢いがなくなってしまったのか、被害を受けていた地域の住民から苦情が少なくなり、さらに時間が経過するとほとんど苦情はでなくなりました。それからしばらくすると今度は被害を受けていた地域とほぼ反対の方角の住民から猛烈なクレームが寄せられるようになります。風は季節によって吹く方向が変わりますから、被害を受ける地域も当然、変わるのです。解決策として行政側は散水などで土埃を抑えることを約束しましたが、あまり効果は上がっていないようです。被害を受けている住民からはグラウンドの土を入れ替えて欲しいという提案が出ていますが、財政が芳しくない市なのでいつになるかは分かりません。